■ 10代の検査
米国産婦人科学会(ACOG)では、無症状の場合でも、初めての産婦人科受診の推奨年齢を13~15歳としています。具体的な症状がなくても、下記の理由から、一度産婦人科を受診することをお薦めします。
生理に問題はないかを確認する
女性の体について将来的に必要となる知識を得る
性感染症にかかっていないかを確認する
自分では当たり前だと思っていた生理不順や生理痛は、実は当たり前ではない可能性があります。初めての受診では、内診は必須ではないので、まずは気軽に相談に来ていただければと思っています。
検査の種類には、問診、内診、超音波検査、子宮頸がん検診、性感染症チェックなどがあります。
■ 20代の検査
20代の女性には、必ずかかりつけの産婦人科を作っていただきたいと思います。学業や仕事に忙しい年代ではありますが、20代から子宮や卵巣のケアをしておくことは、自分の未来の選択肢を増やすために極めて重要です。下記の理由から年に一回程度、定期的な受診をお薦めします。
生理に問題はないかを確認する
女性の体について将来的に必要となる知識を得る
性感染症にかかっていないかを確認する
子宮頸がんについて知る
早発卵巣機能不全や多嚢胞性卵巣症候群のリスクについて知る
子宮・卵巣に病気があることに自覚症状がないケースも多いのですが、その場合でも手術が必要になることがあります。また、病気によっては、将来の妊娠が困難になることもあるため、早めの対処が重要です。
検査の種類は、問診、内診、超音波検査、子宮頸がん検診、性感染症チェック、AMH検査などがあります。AMH検査は、早発卵巣機能不全のリスクなどを考えると、20代前半に1回、20代後半に1回測定する程度が良いでしょう。
■ 30代の検査
30代は、女性特有のホルモンバランスの変化による不調が出やすい時期となっています。治療に関しては、低用量ピルだけではなく、他にも様々な選択肢があります。20代の検査に加えて、当院では行っておりませんが、乳がん検診も行っていただきたいと思います。
検査の種類は、問診、内診、超音波検査、子宮頸がん検診、性感染症チェック、AMH検査などがあります。AMH検査は、早発卵巣機能不全のリスクなどから、30代では1~2年で測定する程度が良いでしょう。